腐食評価の新機軸　LYFT｜非破壊検査や超音波探傷器

柔軟で迅速、かつ信頼性の高い保温材下の腐食（CUI）完全管理ソリューション

Eddyfi Lyft®は、厚い保温材や、アルミニウム、ステンレス鋼、亜鉛メッキ鋼の
ウェザージャケットの上からスキャンすることができます。
また、PECアレイ、シングルエレメントPEC、アプリケーション専用プローブなど、
さまざまなアプリケーションをサポートするプローブが用意されています。
渦電流技術を再発明し、CUIプログラムを再定義するのは、Eddyfi以外にはあり得ません

詳細情報

特徴

・厚い断熱材や耐火材を通して検査が可能

・断熱材除去費用の節約

・リアルタイムCスキャンイメージング

・PECAによる比類なき生産性

・SmartPULSE™キャリブレーションによる簡単セットアップ

適用事例

・保温材下腐食(CUI) や耐火材下腐食 (CUF)

・保温材付パイプやタンク

・保温材上のメタルジャケット
（アルミ・ステンレス鋼・亜鉛メッキ鋼）の上からのスキャン

・稼働中配管のかさぶた状腐食の安全な評価
（スケールの除去は不要）

・貯蔵タンクのアニュラープレートの稼働中検査

・水中や飛沫帯にある構造物

・タイルやコーティングを通した船舶甲板の検査

CUI プログラムの新機軸

保温材下腐食 (CUI) は産業界における施設の健全性評価における最も大きな課題であると考えられます。
保温材を解体せずにリフトオフが発生した状態で残肉厚を計測する方法は制約が多く、また過去のパルス渦電流(PEC)試験法は古い技術に基づいています。
腐食検査の新たな姿をご提案します。

Lyftは、厚い保温材や、アルミニウム、ステンレス鋼、亜鉛メッキ鋼のメタルジャケット上からスキャンすることができます。また、PECA、シングルエレメントPEC、アプリケーション専用プローブなど、様々なアプリケーションに対応できるのもメリットです。

信頼性と再現性の高い結果をもたらす自動化ソフトウェア

Lyftソフトウェアには、SmartPULSETMテクノロジー技術による、自動化された高度なアルゴリズムが満載されています。
パルサーとレシーバーのパラメータ（ゲイン、持続時間、タイムゲート、フィルターなど）を自動的に最適化します。
SmartPULSEはまた、板厚測定を最適化し、最適なパフォーマンスと再現性を保証します。
親しみやすいマルチタッチ操作のソフトウェアには、リアルタイムのCスキャンイメージ、厚さ測定（内外面の腐食）、検査全体の管理、およびレポート機能など、いつかの革新的な機能が含まれています。

このソフトウェアは、年間サブスクリプションまたは更新機能付きの永久ライセンスで提供されます。

リフトの独自性-板厚測定

小さなキズに対応するツール

PECでは、アンダーサイジングとして知られる、プローブの平均面積よりも小さい欠陥が実際よりも浅く見える現象があります。

LyftのCompensated Wall Thickness（CWT）ツールは、Cスキャンにおける特定領域の最小板厚を定量化することで、この現象を緩和するものです。

CWT ツールの特殊なアルゴリズムは、A スキャン信号への欠陥の影響を分離して、その最小パラメータをより正確に計算します

標準搭載ソフト「Lyft GO」とノートPC用解析ソフト「Lyft PRO」

Lyftのソフトウェア・エコシステムは、常に進化を続けています。Lyft GOは、Lyft 本体に搭載されている信頼性が高く直感的なデータ収集ソフトウェアです。Lyft PRO は、Lyft GOと同じユーザーインターフェースに解析用の機能を追加したもので、高度なデータ解析のための主要ツールです。新しいPermTool™とTau-scan™を搭載したLyft PROは、PEC信号の理解を深め、検査結果への信頼性を高めることに特化した高度な解析を提供する業界初のソフトウェアです。

デスクトップPC用解析ソフト

SurfacePro 3Dは、Lyftに対応した可視化・レポート作成ソフトです。コンポーネントを自動的に作成し、繋ぎあわされたCスキャンデータを重ね合わせるように設計されています。Lyftのレポートをインポートし、3Dコンポーネントを作成し、カラーマップを自動的にスティッチします。レポートテンプレートのインポート、エクスポート、作成、編集を簡単に行うことができます。検査データを関連画像、検査パラメータ、欠陥表と結合し、迅速かつ説得力のあるレポートを作成します。

肉厚測定とリフトオフに最適化した性能

Lyftソリューションには、肉厚とリフトオフの適切なバランスを実現するために、複数のサイズのプラグアンドプレイ・プローブが含まれています。

PECA高生産性プローブは、グリッドモードまたは高解像度エンコードダイナミックモードで457mm（18インチ）の範囲を1走査で測定することができます。

金属厚さ6～25 mm(0.25–1.0インチ)、断熱材0～102 mm(0–4インチ)、ステンレスとアルミニウムのウェザージャケットに対応しています。CUI評価がかつてないほど高速になり、検査効率が10倍近く向上します。

シングルエレメントのPECプローブシリーズは、最大100 mm(4インチ)までの金属厚、最大300 mm(12 インチ)までの断熱材、ステンレス鋼/アルミニウム/亜鉛メッキ鋼製のウェザージャケットに対応しています。

アレイプローブを補完する形で、アクセス制限のある検査、小型パイプの検査、厚い部品の検査に使用できます。

アプリケーション専用プローブ

特許出願中の高解像度PECAプローブは、かさぶた状腐食や腐食ブリスタの検査に特化して設計されています。空間三角測量が可能なデュアルセンサーのアレイを使用し、PECテクノロジーにより微小欠陥の検出を可能にします。金属厚3～19mm(0.12–0.75インチ)、絶縁体0～50mm(0–2インチ)に対応し、ダイナミックモードまたはグリッドモードで75mm(3インチ)を１走査でカバーします。

タンク底板用プローブは、貯蔵タンクのアニュラーリングの運転中検査を可能にします。このプローブは厚さ4.8mm (0.2インチ)の超薄型チタン製ブレードを採用しており、タンク床縁の下400mm (16 インチ)まで滑らせることができ、腐食にさらされる重要な部分の残存肉厚を評価することができます。また、内蔵リモコンとステータスLEDにより、一人でも操作しやすいように設計されています。

特許出願中の　亜鉛メッキ鋼板用クラッドプローブ（PEC-GS）は、フットプリント寸法を通常より小さくすることで、検出能力とサイジング精度を向上させるよう特別に設計されています。ジャケットからの干渉を中和し、信号の浸透性を高めるとともに、振動を防ぐ設計により、卓越したS/N比を実現しています。

スプラッシュゾーンプローブと水中プローブ

スプラッシュゾーンプローブは、頑丈な設計、グリッドモードで15m（49フィート）までの水密性、25m（82フィート）のケーブルにより、オフショアアプリケーションに対応することができます。
厚さ76mm(3インチ)までの断熱材、もしくは厚さ203mm（8インチ）までの海洋生物の表面付着にも対応しています。

水中プローブは、より深いオフショアのアプリケーションに取り組むことができます。100m（330フィート）までの水深に対応し、長い延長ケーブルを通して、グリッドマッピングモードのLyftと一緒に使用することができます。内蔵されたステータスLEDは、トップサイドチームとの連携とコントロールをより確実なものにします。このプローブは厚さ100mm(4インチ)の金属と、厚さ300mm (12インチ)の断熱材や表面付着した海洋生物に対応しています。

最高のPECをポータブル機器に

Lyftは、IP65に対応した密閉設計です。マグネシウム合金の筐体は強靭で、水や埃に強く、外部との空気の入れ替えなしに冷却します。調整可能なスタンド、トップハンドル、4つのコーナーアンカーなど、現場で使いやすいように設計されています。組込式のポータブルWindows® PCは、標準の通信接続機能と、高度な生産性向上ツールを提供します。26.4cm（10.4インチ）のプレミアム品質のLEDディスプレイは、光学的に接着され、無反射で3mm（0.12インチ）の強化ガラスが付属し、あらゆる照明の条件下でも、手袋をしたままでも使える設計になっています。また、ホットスワップ可能なバッテリーが2個付属しており、バッテリー駆動の延長が可能です。

グローバルNDT機器新製品イノベーション賞受賞

業界全体の大きな課題の一つである、保温材下の腐食検査を解決する、パワフルな製品を生み出した事に対し、Frost & SullivanはEddyfiに2016 Global Nondestructive Testing Equipment New Product Innovation Awardを授与しました。

" EddyfiはLyftにSmartPULSE技術を搭載することで、作業者への依存をさらに払拭し、システムは検査構成に最適なパラメータを見つけるために自動的に処理を繰り返します。”

“オートセット機能により、プローブはパルス周波数やゲインなどを調整しながら、測定値や再現性に最適な設定を見つけることができます。”

Frost & Sullivan Principal Lead, Nikhil Jain氏

どこでもEddyfi認証を取得できる

ブレンド型トレーニング：eラーニングとオフィスでの実践トレーニングを組み合わせて提供する体制が整っています。PECを効率的に活用するために必要な知識・スキルを身につけることができ、私共のオフィスやあなたのオフィス、若しくはリモートでの受講が可能です。PECトレーニングコースのお申し込みはEddyfiアカデミーへ、トレーニングセッションの詳細やご予約はお問い合わせください。

また、PECの技術についてより詳しく知るために、無料のPEC入門講座に登録することも可能です。

他にはないコンテンツ

かさぶた状腐食の完全版ウェビナー

かさぶた状腐食検査のソリューションに特化したウェビナーをご覧ください。また、最新のLyft 2.2ソフトウェアバージョンについて詳しく知る絶好の機会です

ウェビナーの内容は以下の通りです。

・パルス渦電流（PEC）技術の基礎について

・特許出願中の新型高分解能プローブ「PECA™」

・かさぶた評価のための新しい高性能ソリューション

・かさぶた状腐食上からのデータ取得デモの実施

・新しい警告オーバーレイの概要

・サイジングとデータ解析

パルス渦電流検出器のサイジングにブレイクスルーをもたらす

私たちのチームはCorcon 2019でこの論文を発表し、「Best Paper in the Symposium - Marine Corrosion and Offshore」を受賞しました。

仕　様

装置本体

寸法 (W × H × D)	355 × 288 × 127 mm (14.0 × 11.3 × 5.0インチ)
重量	6.6 kg(14.5 lbs)
チャンネル数	7(GDA)
画面	26.4cm(10.4インチ) マルチタッチ無反射型(ARコーティング) 指紋防止(疎油性コーティング) 3mm(1/8インチ)化学的に強化したガラスカバー光学的に結合されたLCDとタッチスクリーン
コネクション	Gigabit Ethernet, Wi-Fi™, Bluetooth®,USB 2.0 (×3)性能

性能

ダイナミックデータ取得	最大15ポイント/秒
ダイナミックスキャン速度	最大75mm/秒（3in/秒）
グリッドマッピングスキャン速度	即時、1秒未満（代表値）
SmartPULSE	自動PECパルサー・レシーバー・パラメータ構成全板厚感度（外径・内径キズ検出）リフトオフのばらつき、ウェザージャケットオーバーラップ, ストラップ,かさぶた腐食があっても、信頼性の高い測定と再現性の最適化１点校正（公称壁または既知の厚さを使用)および自動正規化

プローブ

特徴	リモコンキーパッド Lyft 27ピンフィッシャーコネクタ頑丈な5m (16.4フィート)ケーブルユニバーサルクリップオンエンコーダーに対応
対象の板厚	最大102mm（4インチ）
リフトオフ	PECA-6CH-MED: 0–102 mm (0.4インチ) PEC-152G2: 0–305 mm (0–12インチ) PEC-089-G2: 0–203 mm (0–8インチ) PEC-025-G2: 0–76 mm (0–3インチ)
最小検出可能欠陥体積	フットプリントボリュームの15％
最小測定可能残肉厚	基準厚さの15%減
ウェザージャケット	ステンレス鋼：最大1.5 mm(0.06インチ) アルミニウム：最大1mm（0.04インチ）亜鉛メッキ鋼板：最大1mm(0.04インチ)
パイプ外径	25mm（1インチ）以下
試験温度	炭素鋼：-150-500℃（-238-932℉）ウェザージャケット直接接触時：最大温度70℃（158℉）プローブシュー装着時：最大温度 120℃（248℉）