電縫管を引抜加工する工程で発生する割れなどの欠陥を、超音波探傷法で検査する装置です。
ワーク投入ステージに一定量のパイプを置き、自動検査を開始するとワークを一本ずつ切出して、全数検査が終了したら停止します。ワークに欠陥があった場合は、欠陥部にマーキングをしてデータ処理装置にマップデータを表示/保存します。
本装置はワークを回転しながら全面探傷する機能と、溶接部を天方向に向けて溶接部のみ探傷する切替機能を備えています。
全面探傷時は、処理能力をアップする為に探傷ヘッドを2式用意しています。
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本装置は、配管用鋼管や構造用鋼管において直径3mまでのSAW大径鋼管の長手溶接部をオフラインで超音波探傷する装置です。
被検査材を門型探傷機構部の中央下部に溶接部を天方向に配置し、サイズ等の検査条件を操作盤に入力する事で、自動的に検査条件を決定して自動探傷が可能となります。
探傷は、静止したワーク上を門型機構が長手方向にビード追従しながら往復走行して行い、欠陥があるとビード上にマーキングをします。
被検査体仕様 |
●ワークサイズ |
外径 : Φ300~3000mm 肉厚 : 6~100mm 長さ : 3~20m |
装置仕様 |
欠陥検出性能 : 0.2mm内外面スリット欠陥他 準拠規格 :API、ASME、DNV、ISO、JISなど |